DoS攻撃やDDoS攻撃とは、数千から数万ものアクセスを一度に集中させる攻撃で、ネットワーク負荷の急増による処理セッション数の超過のほか、サーバーの処理能力の超過などにより、サーバーがダウンするなど、サービスそのものの提供を不能にする悪質なサイバー攻撃です。
一般的に複数の場所から一度に攻撃されることが多く、相手を特定して防御することも困難で、そもそもファイアウォールやサーバーの処理能力を超えてしまうことで、防御すらできなくなってしまいます。
官公庁や大手企業のサイトから小規模なブログサイトまで、大小関係無くターゲットとされることが多く、通常この攻撃を防御することは難しく、サーバーをネットワークから切り離すといったサービスを停止するしか術がなく、悪質なサイバー攻撃として社会問題になっています。
WADAXではセコムトラストシステムズ社の協力のもと、DoS攻撃、DDoS攻撃対策の専用機器を導入し、これらの大規模なDoS攻撃やDDoS攻撃を防御し、万が一、お客様のホームページやシステムが攻撃対象となっても、安定したサービスの提供を維持することが可能です。
不正侵入検知防御システムと協調して、悪質なサイバー攻撃からお客様のサーバーやサイトを守ることで、ショッピングサイトやシステムなど、24時間稼働しなければいけない大事なお客様のサイトを守る最新の防御システムです。
WADAXのセキュリティは、ネットワークのコアからエッジにわたり、様々な既知の攻撃や未知のゼロディ攻撃に対し、包括的な侵入防御や異常動作の検出、DoS/DDoS攻撃を防御する超高速 IPS/DoS システムを採用しています。
ワーム、ウィルス、スパイウェア、攻撃前の偵察行為等の脅威から保護し、攻撃を仕掛けられている間でも、正当なアプリケーショントラフィックについてはその性能を確保しながら、ネットワークレベルやアプリケーションレベルの攻撃を積極的に防御します。
DoS攻撃とは
DoS攻撃とは、「サービス不能攻撃」とか「サービス拒否攻撃」と訳され、インターネット上に過剰なパケットを送り付け、回線速度を低下させたり、過負荷によりサーバをダウンさせたりする攻撃のことです。
最近は、分散型DoS攻撃(DDoS攻撃)といって、複数の第三者のコンピュータを乗っ取り、攻撃プログラムを仕掛け踏み台にしたコンピュータから、標的とするコンピュータに同時に膨大なパケットを送信する攻撃が増加しています。
最悪、数日間のサービス停止に追い込まれる被害を受けることもあり、お客様からの信用失墜など、事業継続に大きなダメージを被ることにもなりかねません。年々悪質化しており、インターネットの根幹に対する脅威となっています。
DDoS攻撃とは
DDoS攻撃(協調分散型DoS攻撃、分散型サービス拒否攻撃、Distributed Denial of Service attack)とは、踏み台と呼ばれる複数のコンピュータが、標的とされたサーバ等に対して攻撃を行うことです。
単一のホスト(通信相手)からの攻撃であればそのホストとの通信を拒否すればよいのですが、数千・数万のホストからでは個々に対応することは困難です。
そのため、通常のDoS攻撃よりも防御が難しく、攻撃の成果はDoS攻撃よりも凶悪であると予想されます。また、攻撃を受けたサーバには踏み台となったコンピュータが攻撃主として認識されます